理事長挨拶

ごあいさつ

東京大学仏教青年会は大正8(1919)年に発足した組織で、令和元(2019)年に創立100周年を迎えました。

当初は、宗派をこえた仏教の精神を共に学ぶ場として、東大を中心とした、仏教に関心のある学生により組織されました。その後、東京帝国大学の教授が中心となって財界等に寄付を募り、本郷の現在の地に会館を構え、会員制の財団法人へと発展しました。空襲により会館が全焼するなど、太平洋戦争を挟んで紆余曲折を経つつも、戦後、財団法人として活動は広がりました。

当会は非営利団体であり、ゆきとどいたサービスの提供は困難ですが、会員制の組織として、会員皆様の顔が見えるような運営を目指しています。当会では、現役の学生会員もスタッフとして活動しています。学生にとっても、社会人にとっても、東大仏青という場が、よき相互交流の場となることを期待しています。

当会は所属、年齢、個人の信仰を問わず、仏教に関心を持つ方の参加を広くお待ちしております。そして、多くの方々が、仏教の持つ知恵や慈しみの世界に触れ、自らの生き方に生かしていただければと念願しています。

一般財団法人 東京大学仏教青年会

理事長 蓑輪 顕量