講師:八尾史先生(東京大学准教授)
講座題目:古代インドの仏教僧院と写本とその断片について
開催場所:東京大学 本郷キャンパス 経済学部研究科棟 地下1階 第1教室
開催時間:5/16(土)10:00-11:30
講師紹介
東京大学人文社会系研究科インド哲学仏教学研究室准教授。専門はインド仏教。おもに律(僧院規則集)と阿含経典(大乗経典でない経典)との関係を研究している。著作に『根本説一切有部律薬事』(2013)、「写本から見えるもの」(2024、『戒律研究へのいざない』所収)、The Bhaiṣajyavastu of the Mūlasarvāstivāda Vinaya(2025)など。
講座の内容の概要
仏教が生まれたインドではかつて、お坊さんや尼さんや一般の仏教徒たちはどのように暮らし、何に悩み、どんなお経を読んでいたのでしょうか。それを知る手がかりを満載した「律」という古代文献があります。律の研究は近年、新資料の発見や既存の資料の整備・解読によって大きく進んできました。本講演では特に「根本説一切有部律」とそのサンスクリット語写本断片について、講師の研究を中心にお話しします。