これまでの公開講座
(令和元年以降)

涅槃会・第322回公開講座

講 師:河野 訓 先生(皇學館大学学長)

演 題:仏教と神道 ―伊勢神宮と伊勢における神仏分離―

日 時:令和6年2月3日(土)15:00〜17:30

会 場:当会会館ホールおよびZoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

昭和32年生まれ。東京大学人文科学研究科印度哲学印度文学専攻博士課程中退。文化庁宗務課専門職員を経て、平成12年に皇學館大学助教授。平成19年より同教授。平成27年より副学長を務め、平成31年(令和元年)より学長。平成12年、東京大学より博士(文学)を授与される。東京大学では仏典の漢訳を中心に仏教学を学び、皇學館大学では社寺や藩・県、山岳における神仏分離とそれに先立つ多様な神仏習合も研究の対象としている。専門は宗教学・仏教学。
主著は博士論文を出版した『初期漢訳仏典研究』(皇學館大学出版部、平成18年)、『漢訳仏伝研究』(同、平成19年)、『中国の仏教 受容とその展開』(同、平成20年)。科研報告書として『宗教都市伊勢における神仏分離と寺院・神祠の景観変化に関する歴史的研究』(平成25年)、『明治維新期の神仏分離政策の波及と宗教都市伊勢の神仏分離』(平成28年)、『明治維新期の宗教都市伊勢の変容と府・藩・県における神仏分離政策の展開』(平成31年)等。
神道史学会代表。伊勢国際宗教フォーラム代表。

講義内容

今回の講義では、日本の神道の一つの中心である伊勢神宮とその所在する伊勢について、神宮の成立、寺院との関係、明治新政府成立後の神仏分離の状況を取り上げてご講演いただきました。

第321回公開講座

講 師: 海野 聡 先生(東京大学大学院工学系研究科准教授)

演 題: 法隆寺西院の建築群と古代東アジア

日 時: 令和5年12月2日(土)15:00〜17:00

会 場: 当会会館ホールおよびZoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授。専門は日本建築史・東アジア建築史・文化財。1983年、千葉県生。2006年、東京大学工学部建築学科卒業、2008年同大大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了、2009年同専攻博士課程中退。奈良文化財研究所研究員を経て、2018年より現職。著書に『森と木と建築の日本史』(岩波書店)『奈良で学ぶ 寺院建築入門』(集英社)『日本建築史講義 木造建築がひもとく技術と社会』(学芸出版社)など。

講義内容

今回の講義では、法隆寺西院伽藍の建築群の細部意匠について、中国・朝鮮半島における壁画や画像石の建築表現との比較を通じてご紹介いただきました。

第320回公開講座

講 師: 杉木 恒彦 先生(広島大学大学院人文社会系研究科教授)

演 題: 仏典の動物(畜生)観 ――象徴、倫理、救済――

日 時: 令和5年7月22日(土)15:00〜17:00

会 場: Zoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

広島大学大学院人間社会科学研究科・教授。専門は南アジアの密教と仏教倫理、ならびに宗教学の諸理論。主要著書として、 The Ocean of Heroes: Critical Edition, Translation, and Analysis of the Ḍākārṇava, Chapter 15, and Jayasena's Meditation Manual (Basel: MDPI, 2022)、主要論文として“Compassion, Self-Sacrifice, and Karma in Warfare: Buddhist Discourse on Warfare as an Ethical and Soteriological Instruction for Warriors.”Religions 11-2 (2020): 66 (1-24)等がある。

講義内容

今回の講義では、ジャータカをはじめとするインド古代期の様々な仏典を題材に、仏典の動物観についてご講演いただきました。

令和5年度 五月祭講演会・落語公演

講 師: 露の団姫 先生(落語家・天台宗道心寺住職)

演 題: 一隅を照らす~自分の持ち場で一生懸命

日 時: 令和5年5月13日(土) 14:00-16:00

会 場: 東京大学本郷キャンパス 法文一号館(東) 法21番教室

講師紹介

上方落語協会所属の落語家。天台宗道心寺住職。兵庫県尼崎市在住。年間250席以上の高座と仏教のPRを両立し全国を奔走する異色の落語家。高座の他にもテレビ・ラジオで活動中。

涅槃会・第319回公開講座

講 師: 下田 正弘 先生(東京大学教授)

演 題: 大乗仏教をめぐって―仏教研究から照らす、仏教研究を照らす― 

日 時: 令和5年2月11日(土) 14:00-16:30 

会 場: 当会会館ホールおよびZoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

1957年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門分野はインド初期仏教、大乗仏教の教典形成史。主要著書は『涅槃経の研究ー大乗経典の研究方法試論』(春秋社、1999)、『パリニッバーナー終りからの始まり』(日本放送出版協会、2007)、『仏教とエクリチュール』(東京大学出版会、2020)などがある。

講義内容

今回の講義では、大乗仏教の成立をめぐる問いについて、近代以降の仏教研究の進展と大乗経典理解の変化をおさえた上で、「エクリチュールとしての大乗仏教」という新たな大乗経典理解についてご講演いただきました。

第318回公開講座

講 師: 島薗 進 先生(東京大学名誉教授)

演 題: 日本仏教の社会倫理・再考 

日 時: 令和5年1月7日(土) 13:00-15:00 

会 場: 当会会館ホールおよびZoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

1948年生まれ。東京大学大学院博士課程・単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科・教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・教授、上智大学グリーフケア研究所長を経て、東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所・客員所員、大正大学・客員教授。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理。代表的な御著書としては『戦後日本と国家神道』(岩波書店、2021年)、『教養としての神道』(東洋経済新報社、2022年)などがある。

講義内容

今回の講義では、「正法」という概念を取り上げ、元来仏教が社会倫理を備えた伝統であったという視点から、日本仏教の社会倫理についてご講演いただきました。

令和4年度駒場祭講演会・対談

講 師:為末 大 先生(Deportare Partners代表・元陸上選手)

対談者:蓑輪 顕量 先生(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

演 題:瞑想とゾーン

日 時:令和4年11月19日(土) 14:00-16:00

会 場:東京大学駒場キャンパス13号館1階1312教室

講師紹介

1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2022年10月現在)。現在は執筆活動、会社経営を行う。新豊洲 Brilliaランニングスタジアム館長。Youtube為末大学(Tamesue Academy)を運営。国連ユニタール親善大使。主な著作に『Winning Alone』『走る哲学』『諦める力』など。

講義内容

陸上競技での経験をもとに「瞑想とゾーン」という題目でご講演いただきました。またご講演の後、仏教における瞑想の実践を研究される蓑輪先生とご対談いただきました。

第317回公開講座

講 師: 新作 慶明 先生(武蔵野大学准教授)

演 題: 空と教説:チャンドラキールティの解釈をめぐって

日 時: 令和4年11月5日(土) 15:00-17:00 

会 場: 当会会館ホールおよびZoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

1983年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学・東京大学)。日本学術振興会特別研究員、オーストリア科学アカデミーアジア文化・思想史研究所客員研究員を経て現職。慶應義塾大学・順天堂大学非常勤講師。専門分野はインド大乗仏教、中観思想。主な論文に、「チャンドラキールティにおける二種の真実(tattva)―此縁性・唯此縁性との関係において― 」(『印度学仏教学研究』 68-2, 2020) "Reconsideration of the Two Truths in the Prasannapadā: What is "laukikaṃ paramārtham”?" (International Journal of Buddhist Thought and Culture 29-1, 2019)、などがある。

講義内容

今回の講義では、空と教説について、主として『明句論』をとりあげつつ、月称の主著『入中論』にも射程を拡げて紹介していただきました。


316回公開講座

講 師: 中西 俊英 先生(京都女子大学准教授)

演 題: 『華厳経』解釈の展開をたどる:教理形成のプロセスとその周辺

日 時: 令和4年7月30日(土) 14:00-16:00 

会 場: Zoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

京都女子大学准教授。東京大学大学院人文社会系研究科単位取得満期退学。博士(文学・東京大学)。日本学術振興会特別研究員、复旦大学訪問学者、東大寺総合文化センター華厳学研究所研究員などを経て現職。専門は、東アジア仏教、華厳思想。主な論文に、“Fanwang jing shu 梵網經疏 of the Tōdaiji Temple Library Collection”(East Asian Buddhist Literature vol.2, 2021)、「東大寺図書館所蔵の凝然『華厳五教賢聖章』」(『印度学仏教学研究』第69巻第1号、2020)、「法蔵における日常実践と教理の接続 ─『梵網経菩薩戒本疏』における三聚浄戒と修行階梯の関係を中心として─」(『南都仏教』第100号、2018)などがある。

講義内容

今回の講義では、インド起源の大乗仏教経典『華厳経』にたいして、東アジア世界においてどのような注釈が作成され、いわゆる「華厳教学」という教理体系の形成へと繋がっていったのか、東アジア世界全体のなかで歴史的に紹介していただきました。


令和4年度 五月祭講演会

講 師: 今水寛先生(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

     蓑輪顕量先生(東京大学大学院人文社会系研究科教授・当会理事長)

演 題: マインドフルネスを切る:仏教学と脳科学からの研究最前線 

日 時: 令和4年5月14日(土)14:00-16:00 

講師紹介

今水寛:1992年、東京大学大学院人文科学研究科 博士課程単位取得退学。博士(心理学)。 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)奨励研究員、主任研究員、室長などを歴任。2010年からATR認知機構研究所・所長、2015年から東京大学大学院人文社会系研究科・教授、2019年から東京大学大学院工学系研究科・人工物工学研究センター・教授をそれぞれ兼任。

蓑輪顕量:1990年、東京大学大学院人文科学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。その後、東洋大学非常勤講師、愛知学院大学助教授・教授を経て、2010年より東京大学人文社会系研究科教授。専門は日本の仏教、仏教思想史。主著は『中世初期南都戒律復興の研究』(法蔵館、1999)、『日本仏教の教理形成―法会における唱導と論義の研究』(大蔵出版、2009)。一般書として『日本の宗教』(春秋社、2007)、『仏教瞑想論』(春秋社、2008)、『日本仏教史』(春秋社、2015)、シリーズ実践仏教 Ⅴ 『現代社会の仏教』(臨川書店、2020)、『仏典とマインドフルネス -負の反応とその対処法-』(臨川書店、2021)など。

講義内容

マインドフルネスについて対談していただきました。


涅槃会・第315回公開講座

講 師: 末木 文美士 先生(東京大学名誉教授)

演 題: 「甦るブッダ――江戸時代の仏伝」

日 時: 令和4年2月12日(土)15:30-17:40

会 場: 当会会館ホールおよびZoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

1949年生。仏教学者。東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。専攻は仏教学、日本仏教を中心とした日本思想史・宗教史。東京大学博士(文学)。田村芳朗の弟子の一人。中世仏教史研究で知られていたが、近年は近現代の仏教思想にも関心を拡げている。

講義内容

江戸時代の仏伝についてお話いただきました。


第314回公開講座

講 師: 竹村 牧男 先生(前東洋大学学長)

演 題: 「発菩提心について」

日 時: 令和3年11月6日(土)13:00-14:30

会 場: Zoomウェビナーによるオンライン

講師紹介

1948年東京都出身。1975年、東京大学大学院(印度哲学)博士課程中退。その後、文化庁宗務課専門職員、三重大学人文学部助教授、筑波大学助教授(哲学・思想学系)、同教授を歴任。2002年に東洋大学文学部教授に転じ、2009年9月、東洋大学学長に就任、2020年3月末に退任。専門領域は仏教学、宗教哲学。唯識思想で博士〔文学〕。主な著作に、『入門 哲学としての仏教』、『唯識・華厳・空海・西田』、ほか多数。

講義内容

発菩提心についてお話いただきました。


第313回公開講座

講 師: 鈴木 隆泰 先生(山口県立大学教授)

演 題: 「内在する仏 如来蔵 -抱えた課題と解決への道程-」

日 時: 令和3年8月21日(土)14:30-16:00

会 場: Zoomウェビナーによるオンライン

第313回公開講座では、鈴木隆泰先生にご講演いただきました。先生の代表的なご著書としては『葬式仏教正当論』(興山舎),『本当の仏教』1~4巻(興山舎),『如来出現と衆生利益』(春秋社),『内在する仏 如来蔵』(春秋社)などがございます。
今回の公開講座では、如来蔵・仏性思想が抱えた課題とその解決への道程についてお話いただきました。


第312回公開講座

講 師: 千葉 公慈 先生

(東北福祉大学学長・千葉県宝林寺住職)

演 題: 「ふたりで行くなかれ-現代の仏教と私-」

日 時: 令和3年5月15日(土)13:00-14:30

会 場: Zoomウェビナーによるオンライン形式

第312回公開講座では、千葉公慈先生にご講演いただきました。先生の代表的なご著書としては『知れば恐ろしい日本人の風習』『仏教から生まれた意外な日本語』『うつが逃げ出す禅の知恵』『禅の食』(いずれも河出書房新社)、『お寺と仏教』(河出夢文庫)など多数がございます。
今回の公開講座では、インドの仏典に見える釈尊の言葉を通して、現代の仏教に対するかかわり方についてお話いただきました。


涅槃会法要・第311回公開講座

第一部 涅槃会法要

導 師: 蓑輪 顕量 先生 (東京大学教授・東京大学仏教青年会理事長)

第二部 講演

講 師: 常磐井 慈裕 先生 (真宗高田派本山専修寺法主・元中村元東方研究所専任研究員兼東方学院講師)

演 題: 「善光寺と専修寺」

日 時: 令和3年2月11日(木)13:00-14:30

会 場: Zoomウェビナーによるオンライン形式

第311回公開講座では、常磐井慈裕先生にご講演いただきました。先生のご専門は日本仏教史で、先生の代表的なご著書としては『善光寺と親鸞―日本仏教史の諸相―』(春秋社)、『祖師親鸞讃嘆―報恩講式と嘆徳文―』(山喜房仏書林)がございます。
今回の公開講座では、長野市の善光寺と三重県津市の真宗高田派本山専修寺という対照的な寺院の意外な共通点に着目しつつ、両寺の歴史的な特徴についてお話いただきました。


第310回公開講座

講 師: 日野 慧運 先生 (武蔵野大学准教授)

演 題: 「疫病と仏教の歴史―『金光明経』の記述を中心に―」

日 時: 令和3年1月23日(土)13:00-15:00

会 場: Zoomウェビナーによるオンライン形式

第310回公開講座では、日野慧運先生にご講演いただきました。先生のご専門はインド大乗経典で、先生の代表的な御著書としては『金光明経の研究』(山喜房佛書林)、『仏教と慈しみ 自利利他がわかるオムニバス仏教講座』(共著、武蔵野大学出版会)がございます。
今回の公開講座では、『金光明経』の記述を中心とした疫病と仏教の歴史についてお話しいただきました。


第309回公開講座

講 師: 鈴木 健太 先生 (北海道武蔵女子短期大学教授)

演 題: 「般若経における菩薩について」

日 時: 令和2年12月5日(土)16:00-18:00

会 場: Zoomウェビナーによるオンライン形式

第309回公開講座では、鈴木健太先生にご講演いただきました。先生のご専門は般若経。 先生の代表的な御論考としては「般若経の解釈世界」(桂紹隆他編『智慧/世界/ことば』シリーズ大乗仏教4、春秋社、2013)がございます。
今回の公開講座では、最も基礎的な般若経である小品系般若経(八千頌般若経)において、菩薩がどのように描かれているかについてお話しいただきました。


涅槃会法要・創立百周年記念講演・対談

第一部 涅槃会法要

導 師: 蓑輪 顕量 先生 (東京大学教授・東京大学仏教青年会理事長)

第二部 対談

講 師: 木村 清孝 先生 (東京大学名誉教授・曹洞宗龍宝寺住職)

     蓑輪 顕量 先生

演 題: 東大仏青の百年

第三部 記念講演

講 師: 木村 清孝 先生

演 題: 安らぎはどこに?ー涅槃会にちなんでー

日 時: 令和2年2月15日(土)15:30-18:00

会 場: 東京大学仏教青年会会館ホール

大正8年(1919)に成立した当会は昨年創立100周年を迎えました。そこでこのたびの涅槃会に際し、記念講演として、かつて当会理事長を務められ、現在は(公財)仏教伝道協会会長などを兼務されている木村清孝先生にお話しいただきました。また、学生時代に木村先生から教えを受けた当会理事長との対談も行われました。


第308回公開講座

講 師: 瀬谷 愛 先生 (東京国立博物館学芸研究部保存修復室長)

演 題: 法隆寺金堂壁画と百済観音

日 時: 令和2年1月20日(月)18:00-20:00

会 場: 東京大学仏教青年会会館ホール

第308回公開講座では、瀬谷愛先生にご講演いただきました。先生のご専門は日本絵画史。 先生の代表的な論文としては「社寺参詣曼荼羅としての一遍聖絵」(五味文彦編『一遍聖絵の全貌』高志書院、2019)がございます。 今回の公開講座では、2020年3月13日より開幕の特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」の出品作品を中心に、聖徳太子と法隆寺金堂、百済観音、文化財保護などについてお話いただきました。


第307回公開講座

講 師: 菊地 大樹 先生 (東京大学准教授)

演 題: 宗派仏教の転換と虎関師錬の時代

日 時: 令和元年11月6日(水)18:00-20:00

会 場: 東京大学仏教青年会会館ホール

第307回公開講座では、菊地大樹先生にご講演いただきました。先生のご専門は日本中世史。 先生の代表的なご高著としては『鎌倉仏教への道』(講談社、2011)がございます。 今回の公開講座では、14世紀前後の虎関師錬と聖一派の動向に注目しながら、〈ひとつの仏教〉をキーワードにして、その終焉と日本仏教の特徴とも言える「宗派」の成立についてご講演いただきました。


令和元年度 五月祭講演会

講 師: 石井 遊佳 先生 (作家)

演 題: 百年泥々

日 時: 令和元年5月19日(日)14:00-16:00

会 場: 東京大学本郷キャンパス 法文一号館(東) 法21番教室

令和元年度の五月祭講演会では、石井遊佳先生にご講演いただきました。先生は2017年『百年泥』で新潮新人賞、同作品で2018年に第158回芥川賞を受賞されました。