講師
左藤 仁宏 先生 (大阪大谷大学 宗教文化研究センター研究員、武蔵野大学 客員研究員)
開講日
不定期土曜日 15:00~16:30 全5回
①10/24 ②11/28 ③12/12 ④1/9 ⑤3/6
講座開始日
2026年10月24日(土)
申込締切日
2026年10月9日(金)
講義形式
オンライン(Zoom)
参加費
会員 1,000円/会員外 5,000円(全5回分)
テキスト
・サンスクリット原文テキスト:R.Gnoli with the assistance of T. Venkatacharya.(eds.)The Gilgit Manuscript of the Saṅghabhedavastu: Being the 17th and Last Section of the Vinaya of the Mūlasarvāstivādin,Vol.1. Roma:Istituo Italiano per il Medio ed Estremo Oriente, 1977.(購入不要、必要箇所を適宜配布予定)
・参考和訳:平岡聡『ブッダの奇しき事跡 上』法蔵館, 2023年.
講座のねらい
講義の目的:
・サンスクリット原文でブッダの生涯を読む楽しさを体験すること。
・文法、語彙を通じてサンスクリット文献にいっそう親しむこと。
・古典サンスクリットとは異なる仏典サンスクリットの表現に親しむこと。
学習到達目標:
・本講義で扱った文章について、文法書や辞書を参照しながら品詞分解を行い、訳文を作成できるようになること。
・BHSに特徴的な語形や構文について、基本的な説明ができるようになること。
サンスクリット文法をひととおり学んだ 初級~中級者 を対象に、『根本説一切有部律(Mūlasarvāstivāda‐Vinaya)』の「破僧事(Saṃghabheda-vastu)」 に描かれたブッダの生涯を講読します。昨年度の講座を受講していない方も参加できます。
使用テキストは R. Gnoli 版校訂本。学術的課題のあるテキストです(研究対象とする際には写本・チベット訳・漢訳の参照が必要)が、必要に応じて補足を加えながら講読教材として使用します。BHS(Buddhist Hybrid Sanskrit、仏典サンスクリット)特有の語形や構文など、古典サンスクリットの標準から外れる表現は授業内で逐次フォローします。
昨年度は、菩薩が降誕するまでの場面を講読しました。今年度は、村娘による乳粥の供養、降魔成道、初転法輪など、降誕後の仏伝を構成する著名な場面から、講読に適した箇所を選んで扱います。各回で扱う箇所は、受講者の理解度と進度に応じて調整します。
講座内容
第1回(10/24) 『破僧事』とBHSの概説/講読導入
第2回(11/28) 『破僧事』講読①
第3回(12/12) 『破僧事』講読②
第4回(1/9) 『破僧事』講読③
第5回(3/6) 『破僧事』講読④
文法事項と仏教用語を確認しながら、サンスクリット原文を丁寧に講読します。予習は必須ではありませんが、事前に語形や語彙を確認しておくと、より深く受講できます。
各自、サンスクリットの文法書をご用意ください。授業では、主として以下の文法書を参照します。
・J. ゴンダ著、鎧淳訳『サンスクリット語初等文法』春秋社、新訂版、1989年。
・辻直四郎『サンスクリット文法』岩波書店、1974年。
また、BHS(Buddhist Hybrid Sanskrit、仏典サンスクリット)に特有の語形・語彙・構文については、以下の文献も適宜参照します。
・Franklin Edgerton, Buddhist Hybrid Sanskrit Grammar and Dictionary, vol. 1: Grammar, New Haven: Yale University Press, 1953.
・Franklin Edgerton, Buddhist Hybrid Sanskrit Grammar and Dictionary, vol. 2: Dictionary, New Haven: Yale University Press, 1953.
備考
原典テキストは、初回に紙面もしくは電子媒体にて配布いたします。
本講座は会員外の方もご参加いただけます。また1回1,000円にて希望の回のみ受講することも可能です。
最終回終了後、受講者アンケートへのご協力をお願いいたします。