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坐禅会

坐禅会 講座風景
坐禅会 講座風景 (C)東京大学仏教青年会

講 師

小島岱山 先生

開講日

毎週金曜日 18:00 - 20:00

講義のねらい

達磨の心が伝えられている(勿論,撰述された当時の中国的思惟と形式のもとに書かれている)とされます『二入(ににゅう)四行論(しぎょうろん)』に「諸仏の智慧は,人に説示す可からず, 亦,蔵隠す可からず.亦,禅定を以て測量す可からず.解(げ)を絶し知(ち)を絶するを名づけて諸仏の境界と為す」とあり,悟りは,すなわち仏の境涯は, つまりは空(くう)智慧(ちえ)(=無の相(すがた)と用(はたらき))は,禅定(坐禅)では手に入らないと達磨がはっきりと言っています.「解(げ)を絶し知(ち)を絶する」こと, すなわち公案を拈提(ねんてい)すること以外に方法はないと達磨が明言していると理解できるのではないでしょうか. 仏教は戒⇔定⇔慧の三学であり,確かに禅定,坐禅,定慧は空智慧に到るための方便の行であると知られます.公案禅こそ達磨直伝の禅であると確認されましょう.

空智慧とは創造的直観力であり,心の文化,精神の文化の創造につながります.だから,能楽,俳句,茶道等,世界に誇る日本の文化のすべては,公案禅に参じた人が或いは創造し, 或いは大成したものです.また,日本の精神文化の近現代化に貢献した三大偉人(哲学の西田幾多郎,文学の夏目漱石,宗教学の鈴木大拙)も皆,青年時代に公案禅に参じ, 創造的直観力を鍛錬し,陶冶しております.信心,信仰といった仏や神にたよる人生ではなく,自己に目覚めた,主体的で創造力に満ちた高い精神文化の人生を送りたいというのであれば, すなわち真の仏道の生活を,真の宗教の生活を送りたいというのであれば,公案禅に参ずる以外に方法はないと思われます.過去の偉人達が証明しているではありませんか.

講義内容

毎月,第二週と第四週の金曜日には,無の体(たい)を手に入れていただくために,すなわち見性(けんしょう)していただくために,無になりきる坐禅を実践する. 了じて『大慧(だいえ)普覚(ふがく)(大慧宗杲(だいえそうごう))禅師語録(上堂説法)』の提唱を行う.第一週と第三週,第五週の金曜日には,無の相(そう)と用(ゆう)とを, すなわち空(くう)智慧(ちえ)を手に入れていただくために,公案に参じ,独参を実践する.併せて,元祖『正法眼蔵』, すなわち大慧宗杲の『正法眼蔵』(道元の『正法眼蔵』は,空智慧の立場から書かれている大慧宗杲の『正法眼蔵』に対抗して,定慧の立場から著したもの)の提唱を行う.

なお,毎週午後四時(又は四時十五分)から,五台山系公案華厳禅関係のサークル活動も行っていますので,御興味がございましたら,ご参加ください.

最後になってしまいましたが,坐禅の仕方や呼吸の整え方,独参の行い方など,すべて,そのつどお教え致しますので,初心者でも安心してご参加下さい.