ホーム > 講座案内 > 比較宗教思想論
 講座一覧
外国語講座
青少年のための仏教塾
禅籍を読む
アビダルマ入門
日本仏教入門
比較宗教思想論
漢文仏典講読会
仏教聖典を読む会
坐禅会
念仏会
仏像彫刻会
写経会
佛画会
仏典とインドの古典を
読む会

 サークル一覧

 公開講座

 仏青展

開講講座案内

比較宗教思想論

講 師

吉田宏晢 先生(大正大学名誉教授)

開講日

第2火曜日 18:00―20:00 *前期のみの開講予定

講義内容

宗教現象の起源は今から30万年前のアタプエルカで発見された人骨にあるのではないかと云われている.この人骨が埋葬されたものであるか否かは議論のあるところであるが, いずれにしても人類の発生と宗教現象の発生とは考古学的には軌を一にしていると思われる. これが何を意味しているか,この問いに答える中で人間とは何か,宗教とは何かといったことがほの見えてくる.

その後,自然現象に対する畏怖の念や,自己や家族,国家や民族の存亡に関しての願望を叶え,悲嘆を慰めるものとしてのさまざまな宗教現象が生起し, ついにいわゆる組織宗教・世界宗教などと云われている,仏教やキリスト教,イスラム教が成立した.また中国では儒教や道教が成立し,これらは普遍的な教義と信仰体系・教団組織を持って, 今日の人々の生活,世界の政治・社会に大きな影響を与え続けている.

一方,信仰とは別に,科学的認識と資本性的生産様式の結合に基づく現代科学技術社会の出現は,人間が神や自然に対してあたかも決定的に勝利したかのごとく見えるが,実際には戦争や貧困, 環境破壊や資源の枯渇等が加速度的に進行し続けており,特に先頃東日本を襲った巨大地震は科学も宗教も木端微塵に打ち砕いてしまった感がある. それでもなお比較宗教思想などというものをやっている場合か,と云われると考え込んでしまわざるを得ないが,地震も宗教も無くなることはないのだから, ここいらで根源的に考えてみることも必要ではないかと思ってこの講座を開くことにした.

備考

テキスト・資料などは講座の中で随時お知らせいたします.