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アビダルマ入門

講 師

一色大悟 先生(東京大学大学院)

開講日

第2月曜日 18:00―19:30  

講義のねらい

アビダルマ(阿毘達磨,阿毘曇)とは,釈迦仏の教説を解釈・整理することで体系化された知を表す言葉です.さらにはそれを記した文献や,それを研究する学問系統も指します. アビダルマはインド仏教諸部派に起こりましたが,なかでも説一切有部のものは,中国・日本・チベットなどのいわゆる北伝仏教において仏教教義の基礎学として重視され, 学ばれ続けてきました.
昨年度の「アビダルマ入門」講座では,アビダルマの初歩的な概論テクストとして玄奘による漢訳『入阿毘達磨論』を読み進めることで, アビダルマの「法」の体系全体のイメージを説明いたしました.
本年度も引き続き『入阿毘達磨論』を扱い,アビダルマの輪廻と解脱の理論の概要をつかんでいただこうと考えています.

講義内容

第一回はこれまでの復習として,アビダルマの仏教思想史上への位置づけと昨年度講義の内容について概説いたします.
第二回目以降は,倶舍学学習の入門書として日本でも江戸時代まで読まれ続けた『入阿毘達磨論』を,じっくりと読んでゆきます.
本年度の内容は,心に属する諸作用,さらには煩悩と智の解説が中心となるでしょう. また,皆様にアビダルマを身近に感じていただくため,初期仏教や大乗仏教諸派の教義との影響関係についても,お話しする機会を適宜持ちたいと考えています.
使用するテクストと参考資料は,講師が各回に準備いたします.

備考

後期の予定については9月頃にご連絡いたします.